アルカイダのテロ警戒 米国務省が渡航情報

 【共同】米国務省は2日、国際テロ組織アルカイダ系勢力によるテロの懸念があるとして、全世界の米市民向けに渡航警戒情報を出した。中東、北アフリカ地域、特にアラビア半島でテロが起きる可能性を指摘し、今月31日まで警戒を続けるよう呼び掛けている。

 CNNテレビによると、米当局はイエメンを拠点とするアルカイダ系武装組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」のテロ計画が、最終段階に入っているとの情報をつかんでいる。テロの形態や標的は分かっていないという。

 米政府は在イエメン大使館をはじめ、エジプト、イラク、リビア、アラブ首長国連邦(UAE)、アフガニスタンなどにある米公館を4日に一時閉鎖することを決定。状況次第では5日以降も閉鎖を続けるとしている。

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