情報収集改革へ外部組織 米、12月に最終報告

 【共同】オバマ大統領は12日、国家安全保障局(NSA)などの情報収集活動のあり方を検討する外部組織「機密情報と通信技術に関する見直しグループ」の創設を、クラッパー国家情報長官に指示した。60日以内に中間報告、12月15日までに最終報告をまとめる。

 組織の創設は、大統領が9日に情報収集活動の改革に向けた具体案の一つとして発表していた。外部の有識者で構成されるが、人選や規模は明らかにされていない。

 大統領はクラッパー長官に対し、近年の通信技術の発達が「大きな可能性とともに重大な危険性を情報機関にもたらした」と指摘。NSAの秘密活動を暴露した中央情報局(CIA)元職員スノーデン容疑者を念頭に、機密情報流出の可能性にも留意しながら「国民の信頼をつなぎ留める必要がある」と訴えた。

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