EV充電設備のエコタリティ、破綻の危機

 電気自動車(EV)用充電設備大手で、連邦政府から1億ドル以上の支援を受けているエコタリティ(Ecotality、カリフォルニア州)が、経営破綻の危機にあることが分かった。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、エコタリティが12日に公表した財務情報には、まだ配備されていない高速充電設備や、既存設備のコネクタ・プラグをめぐる技術的な問題などが列挙されていた。特に投資家に衝撃を与えたのは、同社が破産法11条に基づく会社更生手続きの申請を検討している点と、政府による支援が打ち切られたという事実だった。

 エコタリティは今月、エネルギー省に書簡を送付し、同社が2009年から政府支援の下で配備してきた約1万2000の充電所について、プラグインハイブリッド車(PHV)所有者の利用状況調査「EVプロジェクト」を完了できない恐れがあると報告した。これに対して同省は、今後の支援を即座に打ち切ると返答した。

 同社は昨年末時点で、国内に約2万カ所ある充電所(住宅を含まず)のうち約1万2000カ所を管理している。PHVとインフラを調査するナビガント(Navigant)の上級アナリスト、ジョン・ガートナー氏によると、充電所は13年末までに3万2000カ所が加わる見込み。

 エコタリティが破綻すれば、リチウムイオン電池メーカーのA123システムズをはじめ、政府支援を受けながら破綻した一連の代替燃料開発企業に続くことになる。

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