コウモリの便からウイルス 中東呼吸器症候群

 【共同】中東などで感染が相次ぐ新種の「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」が、サウジアラビアの感染者の自宅近くで採取されたコウモリの便から見つかったことが22日までに分かった。中東の衛星テレビ、アルジャジーラが報じた。

 今回見つかったウイルスと、最初の人の感染例であるサウジの患者から検出されたウイルスの遺伝子が一致した。これまでの解析でも、MERSコロナウイルスがコウモリ由来のウイルスに似ていることが判明。ただ今回の発見により、直ちにコウモリが感染源と結論づけることはできないという。

 MERSはこれまでにサウジなどの中東を中心に100人近くが発症、そのうち約半数が死亡している。

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