モーゼ、ベネチア救って 水没阻止へ防潮堤

 【共同】イタリア北部のアドリア海に面する潟に浮かぶ「水の都」ベネチアで、地球温暖化に伴う海面上昇や高潮による冠水を防ぐ巨大な可動式防潮堤の設置が進んでいる。旧約聖書で紅海の水を割ってエジプト脱出を果たしたとされる奇跡にちなんだ「モーゼ計画」。世界遺産の観光都市を水没から守るのが狙いだが、環境への悪影響を懸念する声もある。

 観光名所のサンマルコ広場で、市民や観光客が水の上に渡した板の歩道を歩く。高潮発生時には見慣れた光景だ。中には水着姿になって泳ぎ始める人までいる。

 ベネチア市の潮位予報警報センターによると、高潮は秋から冬にかけての季節風と低気圧、潮の満ち引きなどが複合して起きる。

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