汚染水漏れレベル3 規制委が評価引き上げ

 【共同】原子力規制委員会は28日の定例会合で、東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が300トン漏れた問題について、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目のレベル3(重大な異常事象)と評価を見直すことを決めた。当初は下から2番目のレベル1(逸脱)としていたが、漏れた量が増えたため引き上げを検討していた。

 レベル3は、1997年に茨城県東海村の核燃料再処理施設で起きた火災・爆発事故と同じ。

 今回の漏えいで東電は当初、120リットルとしていた漏えい量を、タンクの残量を調べた後に300トンと訂正。田中俊一委員長は会合後の記者会見で「東電の発表には根拠のない推論が多過ぎる。データ収集の計画や手法などを踏み込んで指導したい」と述べ、規制委として関与を強める考えを示した。

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