シリアから脱出続く 荷物満載、レバノンへ

 【共同】化学兵器を使用したとして米国が攻撃を検討しているシリアと隣国レバノンの国境では3日、攻撃による情勢悪化を懸念するシリア人の脱出が続いていた。車の中や屋根の上に荷物を満載した車も多く見られた。

 レバノン東部アンジャルから南に数キロ。シリア政府の出国管理事務所ではパスポートに出国スタンプを押す10余りのカウンターに、それぞれ30人以上の長い列。両国間を毎日往復するという20代のシリア人運転手は「攻撃間近とみられた先週に比べれば、かなり減った。本当に攻撃が迫れば、また増えるはずだ」と語った。

 レバノン政府の入国管理事務所前では、シリア在住のパレスチナ人がレバノン入国を拒否され、途方に暮れていた。「レバノンに住む母が病気で、会いに行きたいのに、理由も言われず入国を拒まれた。こんなことは初めてだ」

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る