20年五輪、8日早朝決定 東京、マドリード激戦か

 【共同】2020年夏季五輪の開催都市はブエノスアイレスで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で、7日夕(日本時間8日早朝)に決定する。1964年大会以来の開催を目指す東京は原発汚染水問題を抱えており、猛追するマドリードと激しく票を奪い合っているとみられる。投票直前の最終プレゼンテーションが鍵となってきた。

 東京電力福島第1原発の汚染水漏れに対して海外からも懸念が寄せられ、IOC委員からは東京招致への影響を指摘する声が出た。あるベテラン委員は「まれに見る接戦で1、2票が最後に動いて勝負が決まる可能性がある。最終プレゼンが大事だ」と語った。

 各都市45分間のプレゼンはイスタンブール、東京、マドリードの順に実施。東京は安倍晋三首相が出席して国費470億円を投入する汚染水対策を説明し、政府が責任を持って対処することを示す見込みだ

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