議長の考え方に100%賛成 サンフランシスコ連銀総裁
- 2013年9月9日
- アメリカ発ニュース
【共同】サンフランシスコ連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は9日、カリフォルニア州サンフランシスコでの講演後に記者団に対し、「(量的緩和第3弾(QE3)に伴う資産購入について)議長が示したタイムラインに100%賛成だ」と述べ、今年後半に購入の縮小を開始し、来年には購入そのものをやめるとしたバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長の考え方を支持しているとした。ただ今月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)には予断を排して臨むとし、9月時点で縮小着手すべきかどうかは言及しなかった。ロイター通信が伝えた。
総裁は来年の米実質国内総生産(GDP)が潜在成長率を大きく上回る3%になり、それに伴って失業率も下ると分析。失業率は、事実上のゼロ金利政策を解除のための前提条件である6.5%を2015年の初めにはクリアするとしたが、政策金利の引き上げは15年の後半までないだろうと見通した。
QE3に伴う資産購入の縮小については、時間をかけてゆっくりと進むだろうと予測。重要なのは縮小の「枠組み」であり、どのFOMC会合で縮小が始まり、どのくらい購入額が減るのかといったことは技術的な問題でしかないとして、縮小の開始時期や額をめぐる金融市場の憶測をけん制した。
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