化学兵器弾はソ連製 攻撃は政権側と人権団体

 【共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は10日、シリアで先月21日に多数が死亡した化学兵器使用疑惑について、旧ソ連製のロケット弾が使われていたと発表した。同型弾はシリア政府軍だけが所有していた可能性が高く、政権側による攻撃だったことが「強く示された」と指摘した。

 攻撃を受けた首都ダマスカス近郊グータの現場入りが不可能なため、同団体は現地からの映像や写真、目撃証言を分析。ロケット弾の残骸写真から、グータ西部への攻撃に旧ソ連製の140ミリロケット弾が使われたとした。

 これらのロケット弾や発射装置は、政府軍だけが所有していると指摘。シリア政府側は反体制派の行為だとするものの「その主張を裏付ける、信用に足る証拠は示していない」としている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る