富士通、紙幣勘定システムと生体認証技術を実演 〜 ラスベガスの見本市で
- 2013年9月24日
- ハイテク情報
富士通の米子会社である北米富士通フロンテック(Fujitsu Frontech North America)は、24〜26日までラスベガス開かれているカジノ業界見本市のG2E(Global Gaming Expo)において、最新の貨幣取り扱い技術と生体認証技術を実演している。
今回のG2Eには、400社以上が出展し、2万5000人以上が来場する。富士通は今回初めてG2Eに出展した企業の一つ。
マーケットウォッチ誌によると、富士通は、G750Lと呼ばれる紙幣処理システムをカジノ業界に売り込むために初参加し、大量の紙幣を一度に扱える処理量の大きさや勘定速度の速さ、そして正確さを実演した。
北米富士通フロンテックによると、G750Lの下位機種はポケット形式のディスペンサーとアクセプターによって、競合製品より手頃な価格で導入できる。
富士通はそれと同時に、二つの生体認証システムも出展している。一つは、SSO(single sign-on)のためのパームセキュア(PalmSecure)と呼ばれる生体認証システムで、もう一つはパームエントリー(PalmEntry)と呼ばれる物理的アクセス制御システム。
それらのシステムは、手のひら(パーム)の静脈を検知して本人確認する技術を応用。個人の静脈のなかを血が実際に流れていなければ検知できない個人のパターンを認識する技術で、ほかの生体認証に比べて偽装が実質的に不可能と言われる。
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