イラン、核打開に意欲 欧米に外交攻勢本格化

 【共同】イランのロウハニ大統領は24日、国連総会一般討論で演説し、停滞する欧米との核協議に「時間を区切り、結果重視で直ちに取り組む用意がある」と述べ、打開に意欲を示した。8月の就任以来初の欧米首脳との会談としてフランスのオランド大統領と核開発やシリア問題を話し合い、欧米への外交攻勢を本格始動させた。

 ニューヨーク入りしているオバマ大統領との接触があり得るとの見方もあったが、米政府高官によると、イラン側が国内事情を理由に断り、実現しなかった。

 今後の焦点は26日の外相級会合を皮切りに再開する欧米など6カ国との協議でイランがどんな提案をするのかに移った。ロウハニ師は核開発継続を堅持する一方、制裁緩和を引き出したい意向。欧米の理解を得られるような譲歩をイランが示すのかが注目される。

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