人権条約脱退の方針表明 英内相、政権続けば

 【共同】英国のメイ内相は30日、2015年の次期総選挙で現在の保守党政権が勝利した場合、手厚い人権保護で知られる欧州人権条約から脱退する方針であることを明らかにした。

 英国では、政府が外国出身の犯罪容疑者を国外追放しようとしても、同条約に基づき設置されている欧州人権裁判所が追放を認めないケースが相次ぎ、国民の間で不満が高まっている。

 自身が属する保守党の党大会で演説したメイ内相は「脱退することで国内法を改正する必要があるなら、そうする」と表明。総選挙の公約にこうした方針を盛り込む考えを示した。

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