化学兵器の査察開始 国際機関、シリア入り 来年半ばの全廃目標

 【共同】オランダ・ハーグの化学兵器禁止機関(OPCW)の査察団が1日、シリア入りし、国連安全保障理事会決議に基づくシリアの化学兵器廃棄に向けた国際査察活動が始まった。来年半ばの全廃を目指す。

 シリア問題をめぐり大きく分裂してきた国際社会は化学兵器廃棄で初めて結束し、悪化の一途をたどってきたシリア内戦の転機となる可能性が出てきた。政治解決の機運が高まる中、査察活動が順調に進むかどうかが当面の試金石となる。

 シリアは既に、保有する化学兵器に関する申告を完了。アサド大統領は「全廃はわれわれが望んでいることだ」と廃棄に従う考えを表明している。ただ内戦中の国での化学兵器廃棄は前例がなく、査察官の安全確保など課題は山積している。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る