IBM、ナウ・ファクトリーを買収 〜 企業向け移動通信データ分析を拡充

 IBMは、分析技術のさらなる向上に注力する戦略の一環として、分析ソフトウェア開発の私企業ナウ・ファクトリー(Now Factory)を買収することで合意した。

 アイルランドのダブリン拠点のナウ・ファクトリーは、コミュニケーション・サービス・プロバイダー向けに分析ソフトウェアを開発し販売している。

 売買契約の詳細は公表されていない。

 IBMは、セキュリティ・ソフトウェア企業のトラスティア(Trusteer)を9月に買収したばかりで、クラウド電算サービスやデータ分析、セキュリティ分野の新興企業や中小企業の買収を積極化させている。

 インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、企業はナウ・ファクトリーの分析ソフトウェアを使うことで、膨大な数および規模の通信網とデータを分析することで、顧客体験の向上や新たな収入源の創出を強化できる。

 IBMには、モービルファースト(MobileFirst)という移動通信分析(携行型情報端末の利用実態分析)部門がある。IBMはナウ・ファクトリーを同部門に組み込むことで、顧客企業の通信サービス利用状況の分析と業務効率化サービスを拡充する考え。

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