米、アルカイダ幹部を拘束 リビア、ソマリア同時作戦 大使館爆破とモール襲撃で
- 2013年10月7日
- 世界のニュース
【共同】米国防総省は5日、リビアとソマリアで現地時間の同日未明にかけて対テロ作戦を実施したと発表した。リビアでは1998年の在ケニア、在タンザニアの両米大使館爆破事件に関与した国際テロ組織アルカイダ幹部、アナス・リビー被告(49)を拘束。ソマリアでは先月のケニア・ナイロビのショッピングモール襲撃事件で犯行声明を出したイスラム過激派アルシャバーブの拠点を攻撃した。
リビアでは米軍と米中央情報局(CIA)、米連邦捜査局(FBI)が、首都トリポリ近くでの共同作戦でリビー被告の身柄を確保した。国防総省によると、作戦はオバマ大統領の承認の下に行われ、被告は現在、合法的にリビア国外で拘束されている。米高官はリビア政府もこの作戦に関与したとしている。しかし、リビア政府は6日「国民が拉致されたとのニュース」について「米政府に説明を求めた」との声明を発表した。
米当局は、2000年に身柄のないまま起訴したリビー被告に500万ドル(約4億9千万円)の懸賞金を掛けて追跡を続けてきた。11年のアルカイダ指導者オサマ・ビンラディン容疑者殺害などに続く米国の対テロ作戦の成果とみられる。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ