シリア6施設で機器破壊 OPCWの化学兵器廃棄

 【共同】化学兵器禁止機関(OPCW)は16日、OPCWと国連の合同チームによるシリア化学兵器の全廃計画の進行状況について、既に6施設で生産機器や装填前の兵器の破壊が実施されたと発表した。

 またシリアがOPCWに申告した化学兵器関連施設のうち11カ所の査察を完了した。合同チーム筋などによると、申告された施設数は25カ所で、1カ所は反体制派の支配地域にある。

 今年のノーベル平和賞受賞が決まったOPCWは、米国とロシアの合意を受け、来年半ばまでにシリア化学兵器を全廃する計画を決定。11月1日までに化学兵器の生産、混合、装填機器を破壊するとしている。

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