日米の若者交流に意欲 ブランド力と人脈に強み

 【共同】駐日米大使となるキャロライン・ケネディ氏は、著名政治家を輩出したケネディ家のブランド力や人脈が強みだ。外交経験こそないものの、若者の交流など自らの経験が生かせる分野を通じた日米の関係強化に強い意欲をにじませる。

 「私は、特に若い世代が米国の歴史と理念に触れる機会の拡大に精いっぱい努めてきた」。ケネディ氏は9月の上院公聴会で、ライフワークである教育と若者交流に取り組んだ実績に何度も言及した。

 米国の大学で学ぶ日本人学生は1990年代後半には5万人近くいたが、日本の若者の内向き傾向もあり最近は2万人を割り込んでいる。

■「父の理想守っていく」 銃規制、同性婚も支持 ケネディ氏語録

 駐日米大使となる故ケネディ元大統領の長女キャロライン・ケネディ氏は9月の上院公聴会で、日本という新天地で「父が体現した理想を守っていく責任を自覚している」と述べた。主な発言を集めた。

 「(ケネディ元大統領が掲げた理想主義に基づくニューフロンティア政策に触れ)挑戦すれば(米国は)もう一度、新たな世界を開ける」(2000年8月、民主党大会)

 「次世代の米国民のための大統領になり得る人を初めて見つけた」(08年1月、大統領選の民主党予備選を戦っていたオバマ氏を支持する米紙への寄稿。タイトルは「私の父のような大統領」)

■米政界の「王朝」 ケネディ家、悲劇も

 駐日米大使となるキャロライン・ケネディ氏は、米政界で幅広い尊敬を集め、「王朝」扱いされるケネディ家の出身。華やかな家系は悲劇にも彩られ、今も国民の注目を浴びている。

 キャロライン氏の父親ジョン・F・ケネディ大統領は1963年11月に暗殺された。選挙で選ばれた大統領としては史上最年少の43歳で就任し、キューバ危機の回避などに尽力、現在も国民の人気は高い。

 元大統領の弟には司法長官を務めたロバート氏や、上院議員を約47年務め民主党の重鎮として活躍し2009年に死去したエドワード氏がいる。キャロライン氏は78年にエドワード氏と広島を訪問し、心を揺さぶられたと語っている。

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