納税申告の受け付け遅延へ〜最大2週間、政府閉鎖の影響
- 2013年10月23日
- アメリカ発ニュース
内国歳入庁(IRS)は22日、2013年の納税確定申告の受け付け開始を1〜2週間遅らせる計画を発表した。16日間続いた今月の連邦政府閉鎖で準備が遅れていることが理由。
ニューヨーク・タイムズによると、受け付け開始は14年1月28日〜2月2日となる見通しで、最終決定は12月に下される。申告の最終日は例年通り4月15日で変わらない。
IRSのダニエル・ワーフェル長官代行は声明で「申告受け付けの準備は複雑かつ細かい作業で、適切に進めるには時間がかかる。受け付け開始時期の調整により、システムのプログラム、試験、確認に必要な時間が確保でき、申告や還付作業が円滑になる」と説明した。
16日まで続いた連邦政府機関の閉鎖は、IRSの納税申告受け付け準備が最も忙しい時期と重なった。閉鎖中は職員9万4516人の90%以上を一時帰休させ、業務のほとんどが停止したため、準備が予定より3週間近く遅れたという。
政治的混乱でIRSが納税申告の受け付け開始を遅らせるのは昨年に続いて2度目。前回は議会審議に何カ月もかかり、税率を調整する法案が年明け直後に成立したため、12年分の申告受け付け開始は8日遅れの今年1月30日だった。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ