過去の盗聴は説明せず 大統領報道官

 【共同】カーニー大統領報道官は24日の記者会見で、情報機関によるドイツのメルケル首相の携帯電話盗聴疑惑に関し、過去に実際に盗聴したことがあるかどうかをめぐっては「一つ一つに公にコメントすることはしない」と説明しない考えを示した。

 オバマ氏は23日のメルケル氏との電話会談で「ドイツ首相の通信を傍受しておらず、今後も傍受することはないと保証する」と説明。これが「過去の盗聴を否定しなかった」(欧州メディア)と一部で受け止められており、カーニー氏の発言はさらなる臆測を呼ぶ可能性がある。

 カーニー氏は、厳しい監視体制が敷かれていた統一前の旧東ドイツでメルケル氏が育ったことについて「オバマ大統領は認識している」と強調。ドイツなどとの間で緊張が生じていることを認めた上で、問題解決のため外交ルートを通じて対応していくと述べた。

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