譲歩案の検証方法協議か IAEAとイラン次官
- 2013年10月28日
- 世界のニュース
【共同】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は28日、イランのアラグチ外務次官とウィーンで会談した。イランは欧米など6カ国との核協議でウラン濃縮活動の縮小を含む譲歩案を提示したとされ、会談ではこれを踏まえてIAEA査察の拡大など検証方法を話し合う可能性がある。
続いてIAEAとイランの協議も開催。イラン側が、欧米が求める濃縮度約20%のウラン製造の中断に応じるかどうかが焦点。11月上旬に予定される6カ国との核協議前に「イランがIAEAに濃縮活動の中断を認めれば前進」(外交筋)として注目されている。
天野氏は会談の冒頭、「具体的な進展を示すことが非常に重要だ」と強調。アラグチ次官は「イランとIAEAが新しい取り組みを始める時。核計画が平和目的であると保証するため、さらに協力する」と述べた。
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