米スパイ、野放図な実態 政権中枢も把握せず

 【共同】米国家安全保障局(NSA)が大統領やホワイトハウスの統制なしに独断で各国指導者らを盗聴していたことが判明した。米国のスパイ活動が技術革新とともに野放図に拡大してきた実態を示しており、情報機関に対する監視の在り方があらためて問われることになった。

 オバマ大統領は今年8月、中央情報局(CIA)元職員スノーデン容疑者が暴露したNSAによる個人情報収集に対する批判を受け、「米国民の信頼が必要だ」として改革に乗り出す決意を表明。年内をめどに情報活動の見直しを進めている。

 しかし、ドイツのメルケル首相への盗聴やフランス国内での通話記録収集が報じられ、不信は米国内だけでなく同盟国にまで拡大、事態収拾は遠のく一方だ。

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