中国とサウジ、人権理入り 国連総会で選挙、批判も

 【共同】国連総会は12日、人権理事会(47カ国)のうち14の理事国を改選する本会議を開いた。アジア枠は中国やサウジアラビアなど改選国数と同じ4カ国が立候補、事実上の信任投票となりいずれも当選が確実。しかし両国は国内で人権を抑圧しているなどとして市民団体から「不適格」との指摘も出ている。

 中国とサウジアラビアは3回目の人権理入りで、他のアジア枠立候補国はモルディブと、一党独裁で言論が制限されているベトナム。改選が2カ国の東欧枠もロシアとマケドニアの事実上の信任投票で、言論抑圧や同性愛者の権利侵害が問題化しているロシアが人権理に入ることに疑問の声が上がっている。

 北米・西欧枠も改選国数2に英国、フランスだけが立候補。アフリカ枠(改選4)、中南米枠(同2)は改選国数を超える国が立候補し実質的な選挙戦となった。

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