日産がメキシコに新工場 新興国輸出へ生産強化
- 2013年11月12日
- 世界のニュース
【共同】日産自動車は12日、メキシコで小型車を生産する新工場を本格稼働した。投資額は約20億ドル(約1990億円)で、日産としてはメキシコで3カ所目の車両組立工場。巨大市場の米国や中南米の新興国へ輸出しやすく、幅広く自由貿易協定(FTA)を結んでいるメキシコの生産体制を強化することで、世界販売の拡大を狙う。
カルロス・ゴーン社長はこの日の開所式で、新工場の稼働により「メキシコの自動車市場でシェア首位の地位をより強固にし、世界での成長計画を強めることになる」と意義を強調した。
新工場はメキシコ中部のアグアスカリエンテス州にある既存工場の近くに立地し、生産能力は年17万5千台。当初は小型車「セントラ」を生産し、20を超える市場に輸出する。今後は手掛ける車種の拡大や、生産設備の増強も検討する。
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