遺骨のDNA鑑定計画なし 曹操陵墓の真偽解明で

 【共同】中国河南省が2009年に発見を発表した「三国志の英雄」、曹操(155-220年)の陵墓に疑問の声が寄せられていることをめぐり、同省文物考古研究所の幹部は13日までに、陵墓から出土した男性の遺骨についてDNA鑑定を当面、行う考えがないことを明らかにした。安徽省の地元紙、新安晩報(電子版)が伝えた。

 中国メディアによると、河南省安陽市で発見された陵墓について、上海市の復旦大学が真偽の解明に向けDNA鑑定を計画。安陽市の関係部門に遺骨提供を申し入れたが、何度も断られたという。

 研究所幹部は「DNA鑑定方法は研究段階で、当面考慮しない」と発言。「自信のなさの表れ」との批判も出ている。

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