漏えい文書、最大20万点 スノーデン元職員

 【共同】米国家安全保障局(NSA)のアレグザンダー局長が、中央情報局(CIA)元職員スノーデン容疑者がメディアに漏えいした機密文書の数について「5万から20万点の間」との見方を示していたことが分かった。ロイター通信が14日伝えた。

 スパイ活動取締法違反などの罪で有罪判決を受けた米陸軍の元上等兵が、内部告発サイト「ウィキリークス」に提供した内部文書は約70万点。数では及ばないが、元職員が漏えいした文書には「極秘」指定も含まれ、米情報活動に与えた打撃はより深刻とみられている。

 先月末、東部ボルティモアで開かれた外交関係者の会合で語った。局長は、機密文書が「NSAや米国に最大限のダメージを与えるようなやり方」で、今後も断続的に公表されるだろうと述べ、懸念を表明した。

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