火星探査機打ち上げ NASA、有人飛行へ布石

 【共同】米航空宇宙局(NASA)は18日、火星を取り巻く非常に薄い大気成分を調べる無人探査機「MAVEN(メイブン)」を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地からアトラス5ロケットで打ち上げた。

 かつては温暖で水にあふれる環境だった火星が、ほとんどの大気を失って赤い惑星に変化した謎を解明するのが目的。NASAは2030年代に有人火星飛行の実現を目指しており、将来に向けて飛行士の活動環境や有望な着陸地点の候補を探る狙いもある。

 メイブンは重さ約2.5トン。太陽電池パネルを広げた状態で幅11.4メートルになる。順調なら来年9月に火星に到達し、細長い楕円軌道を回りながら大気中のガスやイオン成分の観測を始める。

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