請求権時効で返還に壁 ナチス略奪品、調査難航

 【共同】ナチス・ドイツがユダヤ人らから略奪するなどした絵画が南部ミュンヘンのアパートで大量に見つかった問題をめぐり、絵画を本来の所有者に返還することは困難との見方が出ている。戦後70年近くたち、来歴調査の難航は必至な上、ドイツの民法上の返還請求権は30年で、既に時効を迎えているからだ。

 アパートの所有者コーネリウス・グルリット氏(80)は週刊誌シュピーゲルに「自主的に返還するつもりはない」と断言。返還を進めるには新たな法律の制定が必要とも指摘される。

 グルリット氏の父親はナチスに協力した画商で、略奪美術品や「退廃芸術」と見なされた現代美術の作品を外国に売りさばいていた。父親は戦後も訴追を免れており、合法的に絵画を所有、同氏に相続させたという。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  2. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  3. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  4. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  5. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  6.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  7. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
  8. 2025年2月8日

    旅先の美術館
    Norton Museum of Art / West Palm Beach フロリダはウエ...
ページ上部へ戻る