輸血でHIVに感染 60代男性、検査すり抜け
- 2013年11月26日
- 日本発ニュース
【共同】エイズウイルス(HIV)感染者の献血血液が日赤の安全検査をすり抜けた問題で、厚生労働省と日赤は26日、この血液を輸血された患者2人のうち、60代の男性がHIVに感染していたことを明らかにした。もう1人の感染の有無は調査中。
輸血によるHIV感染は2003年以来で、日赤が04年に安全対策を強化して以降は初めて。日赤は献血時の問診強化などの対応策を、同日開かれた厚労省の血液事業部会運営委員会に示した。
厚労省によると、輸血によるHIV感染が確認された男性は、慢性消化器疾患の治療のため10月に輸血を受けた。感染の有無が不明のもう1人は、献血があった直後の2月に輸血を受けていた。
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