米英、日本と連携強化 中国「国家安全委」で対抗 日本版NSCに警戒

 【共同】日本の外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC)の発足が決まり、米英は中国や北朝鮮への対応、テロ対策で日本との連携を強化する。中国は、中国版NSCとみられる国家安全委員会の創設を決め対抗。中韓では警戒の声も上がる。

 日本が参考にした米NSCは大統領、副大統領、国務長官、国防長官らの公式メンバーで構成、統合参謀本部議長が軍事、中央情報局(CIA)長官が情報面でそれぞれ助言できる。スタッフの規模は約300人で日本の約5倍に上る。

 1947年の設置当初は主に調整機関として機能していたが、ニクソン政権下で政策立案、遂行に大きな役割を果たす強力な組織に変わった。

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