ゲーツ氏、強い対中警戒 訪問切り上げも検討
- 2014年1月15日
- アメリカ発ニュース
【共同】ゲーツ元国防長官が2011年1月に訪中した際、中国が次世代ステルス戦闘機の初試験飛行を行ったことに米側が憤慨、残りの日程のキャンセルを一時検討したことが分かった。ゲーツ氏が14日発売の回顧録で明らかにした。
ゲーツ氏は中国が海洋進出を活発化させると同時に「サイバー攻撃能力を向上させ、米軍や民間のネットワークを連日標的にしている」と強い警戒感を記している。
回顧録によると、中国のメディアがステルス戦闘機の試験飛行を伝えたのは、ゲーツ氏が当時の胡錦濤国家主席と会談する約2時間前。ゲーツ氏の側近は、米国防長官の訪中に合わせた「ひどい侮辱」だと訴え、残りの日程を切り上げるかどうか話し合ったという。
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