日本選手のタイ移籍相次ぐ 好待遇後押し、指導者も

 【共同】今オフ、サッカーのタイ・プレミアリーグに移籍する日本選手が相次いだ。元ワールドカップ(W杯)日本代表の岩政大樹や茂庭照幸をはじめ、カレン・ロバートや黒部光昭、西紀寛、田原豊ら、かつての一線級が活躍の場を求めた。

 日本選手は数年前から徐々に増え、技術だけでなく高いプロ意識が評価されている。反政府デモなど不安定要素はあるが、近年の好景気で急騰する年俸が移籍を後押しした。物価の安いタイで1千万円を超える選手も少なくない。ベテランからJリーグ経験のない若手まで、2部も合わせて40人近くがプレーする。

 タイへの人の流れは選手にとどまらない。日本人コーチやスタッフも在籍する人気クラブのチョンブリは、提携する神戸から和田昌裕氏を監督として迎え入れた。

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