対韓配慮にいら立ち 政府、同盟強化道険し

 【共同】オバマ大統領を国賓として4月に招待したい日本政府の一部で、韓国による同時期の米大統領訪韓要請に配慮する米政府へのいら立ちが募っている。日韓両国が歴史認識問題で鋭く対立する中、オバマ政権が「韓国寄り」に傾いているように映るためで、同盟関係強化への道のりは険しさを増している。

 米側の対日姿勢について、政府筋の一人は「オバマ政権は日本の戦略的重要性を十分理解しているとは思えない。日本への関心が低すぎる」と強調した。米政府が昨年12月に安倍晋三首相による靖国神社参拝に「失望」を表す声明を出して以来、こうした不満が静かに広がりつつある。

 1月上旬には首相側近の自民党の萩生田光一総裁特別補佐がメディア非公開の会合で、米政府声明について「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない。民主党政権だから、オバマ大統領だから言っている」と「本音」を吐露。官邸関係者の一人も「萩生田氏の気持ちはよく分かる」と理解を示す。

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