被ばく牛のDNA調査 北里大とサウスカロライナ大などのグループ

 【共同】北里大やサウスカロライナ大などの研究グループは、東京電力福島第1原発事故で原発から半径20キロ圏に残された牛のDNAが、低線量被ばくで損傷しているかどうかを調べる研究を始めた。19日に東京で開かれたシンポジウムで明らかにした。グループによると、今回の事故が家畜のDNAに与える影響を調べるのは全国初とみられる。

 調査対象は福島県大熊、浪江両町の計3牧場で農家が飼育している黒毛和牛計40頭。線量計で積算被ばく量を測定、血液を採取してリンパ球の遺伝子が損傷しているかどうかを観察する。

 各牧場の今月の空間放射線量はそれぞれ毎時0.1〜0.2マイクロシーベルト、3〜5マイクロシーベル)、18〜25マイクロシーベル)で、被ばくしていない青森県の黒毛和牛と比較する。

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