洗顔料の粒子、米規制へ プラスチック製、湖沼汚染 メーカーは素材変更

 【共同】洗顔料にざらざらした手触りを与え、洗浄効果を高める微細なプラスチック粒子が、川や湖沼に流入し環境を汚染しているとの懸念が米国で強まっている。ニューヨーク州などは規制を検討。主要メーカーも使用を中止し、素材を変える方針を表明した。

 日本の商品にも使われ、直径0・5ミリ以下で「マイクロビーズ」と呼ばれる。洗顔料や歯磨き剤に入れて、古い皮膚や汚れをこすり落とす効果がある。

 問題に取り組む米市民団体「5ジャイアズ」によると、下水に流されると処理施設で回収しきれず川や湖沼に流れ込む危険が大きい。五大湖を調べるとマイクロビーズなどとみられる微細プラスチックが大量に見つかり、場所によっては1平方キロ当たり60万粒に相当する汚染度だった。

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