朝鮮総連本部の売却許可 マルナカが22億で落札

 【共同】在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地建物の競売で、東京地裁は24日、再入札の結果22億1000万円で落札した不動産業マルナカホールディングス(高松市)への売却を許可した。総連は即日、東京高裁に執行抗告を申し立てた。

 マルナカ側は投資が目的で総連に明け渡しを求めると表明しており、国交のない北朝鮮の大使館機能もある総連中央本部は立ち退きを迫られる公算が大きくなった。

 高裁が執行抗告を棄却した場合、総連は特別抗告もできるが、代金納付の時点で所有権は総連側からマルナカに移る。明け渡しに応じない場合、マルナカは地裁に「引き渡し命令」を求めることができる。

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