シリアの作業加速重要 化学兵器廃棄で米長官

 【共同】ケリー国務長官は24日、オランダ・ハーグで化学兵器禁止機関(OPCW)のウズンジュ事務局長と会談、シリア化学兵器の全廃計画で6月末の廃棄期限を守るため、シリア政府が作業を加速させることが重要だと強調した。米政府が明らかにした。

 この計画は昨年、米国とロシアの合意に基づき策定された。ウクライナ情勢をめぐる米ロ対立が、既に化学物質の国外搬出が大幅に遅れている計画の達成に影響を及ぼす恐れも指摘される。

 タス通信によると、ロシアのラブロフ外相も別にウズンジュ氏と会談。ラブロフ氏は「(計画の)期限を守れるよう望む」と述べた。

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