温暖化対策、早急に強化を 横浜でIPCC議長

 【共同】国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のパチャウリ議長は26日、「地球温暖化を抑える対策を何も取らないと、目標に向けて努力する場合よりもずっと大きなツケを払うことになる」と述べ、早急な温暖化対策の強化を訴えた。総会を開催中の横浜市で記者会見した。

 パチャウリ議長は、産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑えるとの国際的な目標について「(温室効果ガスの排出が増加し)達成は難しくなっている」との認識を示した。その上で「気候変動は遠い未来の問題でなく、目の前の現在進行形の危機。今行動しなければならない」と強調した。

 IPCCは横浜市の会合で、温暖化が社会や自然に与える影響を評価した最新の報告書を作成する。パチャウリ議長は「温暖化に伴い、熱波や豪雨などの極端な気象の頻度や強度が増す。報告書では健康や水、農業への影響を地域別に詳しく取り上げる」と紹介。「各国の政策決定者は気候変動の科学に目を向け、被害を軽減するための適応策を作るのに役立ててほしい」と述べた。

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