サンディスク、超高性能のSSDを製品化 〜 「市場を激変させる」可能性

 データ・ストレージ・チップの大手メーカーであるサンディスク(SanDisk)は、企業向けのデータ保存用チップ製品として「市場を激変させる」可能性を秘めた新製品の最終試験を進めている。

 インベスターズ・ビジネス・デイリーによると、ウルトラディム(ULLtraDIMM)と呼ばれる新型ストレージ・チップは、反応時間が極めて短い高性能ソリッド・ステート・ストレージで、2015年に20億ドル、2016年には44億ドルの販売高をサンディスクにもたらす可能性がある、とRBCキャピタルのダグ・フリードマン氏は試算し、同社株の標的株価を引き上げた。

 同製品は現在、「最終商品化が進められている」状態で、2014年後半に出荷される見通し。

 サンディスクによると、ウルトラディム・ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)は、「フラッシュ・メモリーをCPU(central processing unit)とアプリケーション群に可能な限り近づけることで、現行のストレージ設計が抱える性能の溝を埋めることができる」。

 同社は、ウルトラディムを大企業顧客向けに売り込む計画。反応時間が極めて短い超高速メモリー性能を要求する環境でのストレージ・システム市場の開拓を狙う。

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