アップルへ売却有力 スマホ中核技術傘下に

 【共同】経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスが検討している液晶向け半導体の子会社「ルネサスエスピードライバ」(東京)の売却先として、IT大手アップルが有力候補になっていることが2日、分かった。

 エスピードライバは、アップルの人気スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の画質や省電力性能を左右する重要部品を手掛けている。アップルにとっては、傘下に収めることで中核技術が競合他社に流れるのを防ぐメリットがあるという。

 ルネサスはアップルとの交渉を本格化させるが、他にも買収に意欲のある企業があり、先行きは流動的な面も残る。

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