トヨタ組合結成の投票延期〜カナダ労働団体ユニフォー
- 2014年4月4日
- 米国ビジネス
カナダの労働団体ユニフォー(Unifor)は3日、オンタリオ州のトヨタ自動車工場で来週予定していた労働組合結成の是非を問う労働者投票を延期すると発表した。トヨタの発表した工場従業員数が、ユニフォーの想定人数を上回ったため。
ウォールストリート・ジャーナルによると、ユニフォーのジェリー・ディアス委員長は同日記者会見し、州労働委員会に申請していた労組設立許可を取り下げたことを明らかにした。延期は「一時的」で投票は近い将来行うと述べたが、日程は定めなかった。
ユニフォーが委員会に提出した書類によると、トヨタは前日の2日、労組への加盟資格がある従業員数をおよそ7500人と発表し、ユニフォーの想定人数(6590人)を1000人近く上回った。
「このような状況下でトヨタが1000人を雇い入れたとしても誰が驚くだろうか」と、ディアス委員長は話した。「トヨタが雇ったなら素晴らしい。しかしそれは普通ではなく、われわれは名簿をしっかり確認する」
組合結成には、従業員の過半数の支持が必要。実現すればトヨタの北米工場では唯一の組合が誕生することになる。
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