空港詳細図、閲覧可能に 新千歳や中部、グーグルで

 【共同】グーグルの無料メール共有サービス「グーグルグループ」で、新千歳空港と中部空港のターミナルビルの詳細図が、一般に閲覧できる状態で公開されていたことが11日、国土交通省への取材で分かった。関係者しか立ち入れない場所などの保安区域が含まれていた。

 グーグルグループをめぐっては、昨年7月、環境省の内部メールが閲覧可能になるといった問題も発覚した。インターネットを通じて情報のやりとりが便利になった半面、使用方法を誤ると重要な情報が流出しかねない危険性があらためて浮き彫りになった。

 国交省によると、グーグル日本法人はネット上の地図サービスにターミナルビル内の地図を追加するため、国内各空港のビル運営会社から詳細図の提供を受けた。グーグル社内でのやりとりの際にグーグルグループを使い、一部を誤って一般公開の設定にしていたという。グーグルは10日に設定を非公開にした。

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