テスラの米国ギガファクトリー〜パナソニックは参加公約未定
- 2014年4月21日
- 自動車関連
ブルームバーグによると、パナソニックはまだ、テスラが提案するアメリカのバッテリー工場への投資を公約していない。東京でのブリーフィングで、津賀一宏社長は、テスラが掲げるギガファクトリー・プロジェクトへの参加は投資のリスクがあると述べた。テスラによれば、2020年までに工場建設と6500人の雇用で60億ドルが要る。パナソニックはテスラのモデルS用リチウムイオン電池を製造している。テスラが候補地としている4州(アリゾナ、ネバダ、ニューメキシコ、テキサス)は工場建設地権獲得の運動を開始しており、テスラは工場建設と商品開発の為に転換社債の販売によって約20億ドルを用意した。
テスラのマスクCEOは、工場はバッテリーコストの削減とリチウムイオン電池の供給規模拡大が可能となり、年間で何千台もの電気自動車販売が期待できると述べ、また家庭用バッテリーの製造場所としても利用できるとした。津賀氏のコメントからはこのプロジェクトの不透明性が窺える。テスラは他のパートナーを模索しているが、電池製造の専門技術を持つパナソニックの参加が鍵となるのは確実だ。
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