死者100人超える 生存者救助、望み薄く

 【共同】韓国南西部、珍島沖の旅客船「セウォル号」沈没事故で、海洋警察は22日、船内などから34遺体を収容し、死者が計121人に上ったと明らかにした。残る安否不明者は181人。23日で事故発生から1週間となるが、生存者は見つかっておらず、不明者家族の望みは薄れつつある。

 検察と警察の合同捜査本部は船長ら乗組員8人を逮捕・拘束し、事故原因などの究明に全力を挙げている。収拾に当たる政府の対応には不手際が目立ち、朴槿恵政権への批判も高まっている。

 仁川から済州島に向かっていたセウォル号には、修学旅行中だったソウル郊外の高校生ら476人が乗船。16日の事故直後に174人が救助されたが、現場海域は潮流が速く、不明者の捜索は難航した。今後、「捜索打ち切り」を意味する大型クレーン船による船体の引き揚げ作業をいつ始めるかの決断も迫られる。

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