証券取引委員会も調査 GMの欠陥放置問題

 【共同】自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が、乗用車の欠陥を長年放置していた問題を、証券取引委員会(SEC)も調査していることが24日分かった。GMが同日公表した四半期報告書で説明した。

 GMは乗用車の開発段階だった2001年に点火スイッチの欠陥を把握しながら、ことし2月以降に約260万台をリコール(無料の回収・修理)するまで放置したとされる。SECはGMが組織的に情報を隠し、投資家に損害を与えた可能性もあるとして調べているとみられる。

 GMは報告書でSECのほかに州の司法長官や議会、ニューヨークの連邦地検、道路交通安全局(NHTSA)がそれぞれ調査に乗り出していることも認めた。

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