改憲手続き確定へ 本丸9条へ見せ球 「環境権」で抵抗薄め

 【共同】憲法改正手続きを確定させる国民投票法改正案の今国会成立が確実となり、今後の焦点は改憲内容とスケジュールの具体化に移る。自民党は、まずは幅広く賛同を得やすい「環境権」の創設などを「見せ球」にして改憲を実現。国民の心理的抵抗感が薄まったところで本丸の9条を改正しようともくろむ。だが、各党の思惑の違いもあり、狙い通りに進むのか見通せない。

 「ほっとした気持ちだが、改正には衆参両院で3分の2以上の賛成と国民合意が必要だ。慎重に対応したい」。自民党の船田元・憲法改正推進本部長は9日の国民投票法改正案の衆院通過後、記者団に改憲の難しさを率直に語った。

 「自主憲法制定」を党是とする自民党は2012年4月、「国防軍」の創設や「国民の責務」などを盛り込んだ党憲法改正草案をまとめ、現行憲法の全面改正を目指す姿勢を強く打ち出した。

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