植物成長の鍵握る物質解明 名古屋大の研究チーム

 【共同】植物の細胞内で成長を促進するタンパク質がIDDと呼ばれる別のタンパク質と結合し、遺伝子に成長を働き掛ける仕組みがあることを名古屋大の上口美弥子准教授(植物分子生物学)らの研究チームが突き止め、12日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

 研究チームによると、一方でIDDは成長を抑制するタンパク質とも結合し、遺伝子に働き掛ける。細胞内には一定量のIDDしかなく、双方のタンパク質がIDDを奪い合うため、植物は一定の大きさが保たれているという。

 IDDと結合するのは、植物ホルモン「ジベレリン」により分解される、DELLAとSCL3と呼ばれるタンパク質。それぞれ分解されると、DELLAは成長を促進させる働きがあり、SCL3は抑制させる働きがあることは分かっていたが、どう遺伝子に作用しているか解明されていなかった。

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