温暖化でぜんそく増加も 世界に2億人、国連報告

 【共同】世界保健機関(WHO)と世界気象機関(WMO)は29日、気候と公衆衛生に関する初の報告書を発表した。ぜんそく患者は世界に推定約2億3500万人で、症状を引き起こす要因の一つであるアレルゲンは地球温暖化の影響で増加する可能性があるという。

 欧州地域では大人8000万人がアレルギーの症状と推定。これは欧州の大人全体の24%超に当たり、子供ではこの割合が30-40%に上る。報告書ではほかに、干ばつが感染症の拡大など公衆衛生に重大な影響を与えることなどを指摘している。

 WHOは今後、気象情報を有効に活用して病気予防を図りたいとしている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る