筋肉の信号で動作自由 FDAが新型義手承認

 【共同】米食品医薬品局(FDA)が13日までに、立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」の発明者が率いるベンチャー企業「DEKA」に対し、筋肉の電気信号で動く新型義手の製造・販売を承認した。鍵を差し込んでドアを開けたり、ジッパーを上げたりといった細かい動作もできる。承認により今後、商業生産が可能となる。

 義手は映画「スター・ウォーズ」の主人公が装着するロボット義手の動きからアイデアを得て開発。米国防高等研究計画局(DARPA)の資金援助を受けて8年がかりで完成させた。

 筋肉が発する電気信号を読み取ってモーターで指などを動かす。重さも形も成人の腕と同程度で比較的軽い。このタイプの義手は他にも研究・開発が進んでいるが、FDAの担当者は「今あるどんな義手よりも自然に複雑な作業ができる」と評価している。

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