現代自に賠償命令2.4億ドル〜モンタナ州陪審
- 2014年5月15日
- 米国ビジネス
モンタナ州の地裁陪審は14日、2011年に少年2人が死亡した衝突事故は自動車の欠陥が原因だっとして、製造元の現代自動車に2億4000万ドルの損害賠償を支払うよう命じる評決を下した。
AP通信によると、11年7月、19歳の少年が運転していた05年型現代「ティブロン」が他の車両と衝突し、少年と同乗していた14歳のいとこの少年が死亡。相手方の車に同乗していた21歳の女性も死亡したほか、その夫と2人の子供も重傷を負った。陪審団は、ティブロンがステアリングナックルの断裂で制御不能に陥ったことが事故原因であると認定した。
今回の評決は、実損害額860万ドルに大金の懲罰的損害賠償金が上乗せされた形だが、賠償額に1000万ドルの上限がある同州で認められるかどうかは未知数だ。
現代は判決を不服として上訴する意向を表明した。
現代は05年、ティブロン111台をステアリングの不具合を理由にリコール(回収・無償修理)した。しかし、不具合は今回認定された欠陥とは違うほか、事故車がリコール対象車かどうかも明らかになっていない。
現代は事故原因について、車内にあった爆竹の爆発が原因と主張している。
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